米大リーグ、マリナーズで会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチローさんが7日、アリゾナ州ピオリアで行われているキャンプで紅白戦に出場した。背番号51のユニホームを身にまとい、現役時代さながらの勇姿を披露。今季の開幕投手の左腕ゴンザレスと対戦し、左飛に倒れると悔しがって周囲を沸かせ、「(バットを持てば)そりゃ負けたくない気持ちになるでしょ。本能ですから」と語った。
新型コロナウイルス禍で練習参加人数が制限されているため、代役として起用が決まったという。引退から2年近くたつ今でも全体練習前にケージ内でティー打撃を続けており、「このためにやっているわけではないですが、やっていればこういうときにも対応できる」と話した。
守備では「エリア51」でおなじみだった右翼に就いた。同じインストラクターで中堅を守ったキャメロン氏とのゴールドグラブ賞コンビが復活。チームの雰囲気を大いに盛り上げていた。(共同)