日教組の組織率21・3%、過去最低更新 文科省調査

文部科学省=東京・霞が関
文部科学省=東京・霞が関

 昨年10月1日時点の日教組の組織率が前年比0・4ポイント減の21・3%となり、過去最低を更新したことが5日、文部科学省の調査で分かった。最高は調査が始まった昭和33年の86・3%で、52年以降44年連続の低下。日教組以外を含めた教職員団体全体の加入率も0・6ポイント減の31・4%と過去最低で、45年連続の低下だった。

 調査は、大学と高専を除く公立学校の常勤教職員約102万1千人に実施した。教職員団体の加入者は32万452人で、うち日教組は約5千人減の21万7674人。全日本教職員組合(全教)は約1500人減の3万3036人で組織率3・2%、全日本教職員連盟(全日教連)は約500人減の1万9012人で組織率1・9%だった。

 新規採用者の教職員団体への加入率は、0・5ポイント増の24・3%。団体別では、日教組が0・6ポイント増の18・7%、全教は0・2ポイント増の1・3%、全日教連は0・2ポイント増の1・7%だった。

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