浪速風

マー君の価値はプライスレス

自らグラウンド整備する楽天・田中将大投手(撮影・戸加里真司)
自らグラウンド整備する楽天・田中将大投手(撮影・戸加里真司)

スポーツ紙のカメラマンが撮影した楽天・田中将大投手の写真が話題となっている。練習後にトンボを持ち、グラウンド整備する姿を撮ったものだ。米大リーグの名門、ヤンキースで実績を残し、8年ぶりに日本球界に復帰したスター選手であるにもかかわらず、おごったところがまったくない

▶どうして、そんな振る舞いが自然にできるのか。原点は、少年時代を過ごした宝塚ボーイズでの教えにある。指導した奥村幸治さんは「中学生のころから当たり前のようにしていました。トップの選手がグラウンドを大事にし、用具を大事にする。それを示すことで、後輩の子供たちにもいい影響があるんです」と解説する

▶率先垂範は先輩の役目。田中投手の言動からは、そんな思いがにじみ出ている。奥村さんは「本当のリーダーだなと思います」と感想を話した。田中投手の年俸は推定9億円。しかし、チームメートへの波及効果も考えると、価値はプライスレスだろう。