参院長野補選出馬の羽田氏、共産などと協定 「立憲共産党」との声も  - 産経ニュース

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参院長野補選出馬の羽田氏、共産などと協定 「立憲共産党」との声も 

 後援会の幹部会合で、参院長野選挙区補欠選挙への立候補の意向を伝えた羽田次郎氏(左)=長野県上田市
 後援会の幹部会合で、参院長野選挙区補欠選挙への立候補の意向を伝えた羽田次郎氏(左)=長野県上田市

 国民民主党の榛葉賀津也幹事長は5日の記者会見で、4月25日投開票の参院長野選挙区補欠選挙に立憲民主党公認で立候補予定の羽田次郎氏(51)への支援体制について、見直しを含めて再検討することを明らかにした。羽田氏が立民や共産党の県組織などと「日米同盟是正」「原発ゼロ」を盛り込んだ協定を結んだことが判明したため。榛葉氏は党として羽田氏に説明を求める考えを示した。

 羽田氏は、昨年末に急逝した羽田雄一郎元国土交通相の弟。国民は今月3日、羽田氏の推薦を決めていた。

 しかし、同党は4日になって、羽田氏が地元で2月27日に結んだ2つの政策協定書に「原発ゼロの日本を実現する」「憲法を守り、安保法制などの違憲立法を廃止」「韓国や北朝鮮との不正常な関係を解消するために、日米同盟に頼る外交姿勢を是正」といった文言を盛り込んでいたことを把握。このため、羽田氏に真意をただした上で、党内で対応を協議することにした。

 榛葉氏は記者会見で「尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺で、これだけ中国の海警法を含めて問題になっているときに、日米同盟を見直すのはあり得ない」と指摘した。

 連合傘下の産業別労組は昨年の野党合流をめぐり、立民が党綱領に「原発ゼロ」を盛り込んだことに反発した経緯もあり、榛葉氏は「各産別から『このままでは(羽田氏を)応援できないのではないか』という声も上がっていると聞いている」とも語った。

 羽田氏と立民、共産の3者が結んだ政策協定書が明記した5項目は、共産が次期衆院選に向けて打ち出した「新しい日本をつくる五つの提案」と基本的に一致していることもあり、協定を問題視する連合関係者からは「これでは『立憲共産党』だ」との声が上がっている。