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大阪府岸和田市の自動車整備会社が、愛車を高齢者や障害者向けの福祉車両に改造する事業を手掛け、受注を伸ばしている。衝突防止装置の普及に加え、新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛で事故や故障が減り、修理のため持ち込まれる車両が減少。その一方、高齢化に伴って福祉車両のニーズは高まるとみられ、同社は新しい市場に活路を見いだしている。(牛島要平)
お尻から楽に
ベンツ、BMW、レクサス…。所狭しと並ぶ高級車は、岸和田市にある輝(ひかる)自動車工業(ヒカル自動車)で高齢者や障害者が使用する福祉車両に改造される車両だ。ある車の助手席には、フロントドアに向かって90度回転する座席が取り付けられていた。