音響測定艦「あき」就役、中国潜水艦念頭に体制強化

 海上自衛隊の音響測定艦「あき」が4日、就役した。潜水艦の動向把握に必要な海中の音を探る役割がある。海自に新たな測定艦が就役するのは平成4年の「はりま」以来。これまでの「ひびき」との2隻体制から3隻で任務に当たる。東、南シナ海で海洋進出が活発な中国は潜水艦の運用能力を向上させており、海自は対潜戦の対応力を強化する狙いだ。

 海自によると、音響測定艦は水中音波探知機(ソナー)を曳航し、音を集める。あきのソナーの収集能力は数百キロの範囲に及ぶとされる。波で船体が揺れて集音に影響しないよう、船首から船尾にかけて胴体中央部がトンネルのようにくりぬかれた双胴式と呼ばれる形状で、ヘリコプターが発着できる甲板もある。

 船体は全長67メートル、幅29・9メートルで基準排水量2900トン。速力11ノット、乗員約40人。配備先は呉基地(広島県)となる。艦名のあきは、瀬戸内海の安芸灘に由来する。

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