茨城県龍ケ崎市の川村光男副市長(65)と同市社会福祉協議会の川北恵一郎理事(71)が3日、官製談合防止法違反の容疑で警視庁と県警の合同捜査本部に逮捕されたことを受け、同市の中山一生市長は3日夜、記者会見し、「あってはならない事案が起こってしまった。市民や関係者の皆さまに深くおわび申し上げる」と述べ、深々と頭を下げた。
中山市長は「川村副市長はアイデアマンで、誰とでも話せる人。川北理事は社会福祉に尽力してきた人材だった」と述べた。さらに「現在捜査中で事件の概要が全く分からない」とした上で、自らの関与は明確に否定した。
市役所には午後1時半すぎ、警視庁の捜査員が関係部署を捜索。資料などを押収し、午後6時半すぎに用意した車両に段ボールを積み込んだ。
逮捕された川村副市長は昭和57年、龍ケ崎市役所に入庁。政策推進部長や総務部長などを歴任し、平成27年3月に同市役所を退職。同年4月から副市長を務め現在2期目。