西日本豪雨から3年、迫る時効 訴訟参加呼びかけ、岡山で第3次提訴 - 産経ニュース

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西日本豪雨から3年、迫る時効 訴訟参加呼びかけ、岡山で第3次提訴

西日本豪雨から3年、迫る時効 訴訟参加呼びかけ、岡山で第3次提訴
西日本豪雨から3年、迫る時効 訴訟参加呼びかけ、岡山で第3次提訴
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 平成30年7月の西日本豪雨で浸水被害を受けたのは河川やダムの管理が不十分だったためだとして、岡山県倉敷市真備町地区の住民ら9人が3日、国などに損害賠償を求めて岡山地裁に提訴した。昨年4月、7月に続く3回目の提訴で、原告団は24世帯46人、請求額は計約8億6600万円となった。第1回口頭弁論は17日に開かれる。

 今年7月で西日本豪雨から3年で、賠償請求できる時効を迎えるとして、弁護団では被災者らに引き続き訴訟への参加を呼びかけている。

 訴状によると、国などは同地区を流れる小田川と高梁川の合流地点を下流に移す工事を先送りするなどした。堤防を低いまま放置し、安全性を欠いていたとしている。

 この日、新たに原告に加わった同県総社市在住の岡山民俗学会名誉理事長、立石憲利さん(82)は会見で「誰かが犠牲になり、大損害を受けて、やっと腰を上げる行政の怠慢は明らか」と述べた。

 弁護団長の金馬健二弁護士は「だんだん人々の記憶から消え去りつつあるように思う。しかし責任の所在は明らかになっておらず、このまま放置したらまた同じ災害が繰り返される」として、被災者に訴訟への参加を呼びかけた。

 西日本豪雨で真備町地区では51人が死亡し、地区の4分の1が水没した。