茨城県の聖火リレー、新たなランナーにジーコ氏ら

ジーコさん(ゲッティ=共同) 
ジーコさん(ゲッティ=共同) 

 新型コロナウイルスの影響で延期となっていた東京五輪聖火リレーで、県内を走るランナーが改めて決まり、茨城県が2日、発表した。延期前から決まっていたランナーに加え、サッカーJ1鹿島アントラーズのテクニカルディレクター、ジーコ氏(67)ら8人が新規に選出された一方、俳優の渡辺徹さん(59)ら3人が辞退した。43人と1グループは7月4、5日、聖火リレーを行う。(永井大輔)

 新たに選出されたのはジーコ氏のほか、サッカー解説者の鈴木隆行氏(44)ら同チーム関係者5人で作るグループランナー「ジーコ&レジェンズ」の1グループと、流通経済大学の野尻俊明学長(70)ら3人。

 延期前に決定していたランナーのうち、渡辺徹さんは舞台のスケジュールとの調整が付かなかったため辞退したほか、2人のランナー(名前非公表)が健康上の理由などから参加を取りやめた。

 これまでに参加が決まっていた常陸大宮市出身の女優、白石美帆さん(42)や、夫が鹿嶋市出身のタレント、研ナオコさん(67)、1964年東京五輪と68年メキシコ五輪に陸上競技で2大会連続出場した水戸市の飯島秀雄さん(77)らは引き続き、ランナーを務める。

 聖火ランナーは県実行委員会が選考し、大会組織委員会に推薦、内定した43人と1グループのうち本人の了解が得られた41人と1グループを公表した。

 県内のリレー初日の7月4日、男女サッカーの試合が開催される鹿嶋市で出発式があり、ひたちなか、大洗、大子、日立、常陸太田、笠間の各市町を経て、水戸市で聖火到着式を行う。2日目は古河市から坂東、常総、牛久、龍ケ崎、行方、土浦の各市を巡り、つくば市で到着式を行い、埼玉県にリレーをつなぐ。

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