原発避難者団体、追悼式の中止決定 埼玉

 東日本大震災に伴う東京電力福島第1原発事故の影響で、福島県双葉町から埼玉県内へ避難している人たちが毎年3月11日に開催してきた追悼式が、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止されることが2日、関係者への取材で分かった。昨年に続き2年連続の中止となる。

 追悼式は避難者でつくる「双葉町埼玉自治会」が平成26年から埼玉県加須市内で開催し、毎回約100人が参加していた。今年は震災から10年の区切りになることから、自治会は2年ぶりの開催を検討してきたが、高齢の避難者が多いことなどを考慮して見送りを決めた。

 自治会会長の吉田俊秀さん(73)は「10年の節目であり、開きたかった。来年こそ開くことができる状況になるよう願っている」と話した。

(内田優作)

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