浪速風

尖閣「持久戦」に備えよう

「抗日戦争は持久戦であり、最後の勝利は中国のものである」。現代中国の建国者、毛沢東の、日中戦争時の言葉(「持久戦論」)。当時の強国であった日本に対して、中国が長期的な持久戦の構えを取る必要を説いたものだ。

▶建国者の言葉は後々まで受け継がれるものらしい。尖閣諸島に対する圧力を見ていると、改めてそう感じる。中国の海上警備を担う海警局に武器使用などを含めた強い権限を認める海警法を、今月1日に施行させた。その後も島周辺に船を送っている。日本政府は25日、海警局の船が尖閣諸島への接近や上陸を試みた際、重大凶悪犯罪とみなして「危害射撃」ができるとの見解を示した。

▶領土を守るという国の意思は、はっきりと示すべきである。中国の姿勢には国際社会も批判を強めている。毛沢東は「持久戦論」で「世界の多くの国家が中国を援助するであろう」と述べた。時代はまったく変わっていると中国は知るべきである。