英音楽賞、居住者も対象に 日本人歌手サワヤマさんの訴え実る

英ロンドンで歌うリナ・サワヤマさん =2019年10月(ゲッティ=共同)
英ロンドンで歌うリナ・サワヤマさん =2019年10月(ゲッティ=共同)

 英国を代表する二つの音楽賞を主催する英国レコード産業協会は25日までに、英国籍などに限ってきた受賞資格を変更し、長期居住者にも門戸を開くことを決めた。同協会が同日、明らかにした。英国で育ったのに受賞資格を得られないとして、日本人歌手リナ・サワヤマさん(30)が問題提起した結果、ルール変更が認められた形となった。

 音楽賞はブリット・アワードとマーキュリー賞。サワヤマさんは英人気歌手エルトン・ジョンさんも高く評価する実力派で、英主要メディアもこの問題を報じていた。受賞資格が得られることになったサワヤマさんは「優れた英国音楽について、今後ますます多様な定義がなされることになる」と変更を歓迎した。

 BBC放送などによると、サワヤマさんは新潟県生まれ。家族と移った英国で26年ほど暮らし、永住権も取得済みだが、日本は二重国籍を原則認めておらず、現在も日本国籍を維持している。

 今回の変更で、英国に5年以上居住するなどの要件を満たした人にも受賞資格が与えられることになった。(共同)