「真壁のひなまつり」高校生がHPで発信 茨城・桜川

自分たちで作ったホームページを紹介する真壁高校普通科の生徒たち=茨城県桜川市
自分たちで作ったホームページを紹介する真壁高校普通科の生徒たち=茨城県桜川市

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で今年の開催中止が決まった茨城県桜川市の「真壁のひなまつり」を、ステイホームで楽しんでもらおうと県立真壁高校(桜川市)の生徒たちがホームページ(HP)上で魅力を発信する活動に取り組んでいる。

 真壁のひなまつりは、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている同市の真壁地区を中心に開催され、昨年は商家や民家など約160軒が参加した。例年約10万人の人出でにぎわう人気のイベントだが、昨年は新型コロナが拡大し始めた時期と重なったこともあり約6万人弱だった。期間中、真壁高の生徒は授業で育てた野菜の販売や音楽発表などを行い、にぎわい創出に努めていた。

 しかし、今年は新型コロナの収束の見通しが立たないとの理由で中止が決定。何か地域貢献活動ができないかと普通科の授業の一環でHPを制作することに決めた。

 情報収集は直接取材。普通科の2年生と、この活動に賛同した同市立桃山学園の7年生も加わり、毎年参加していた商家などに、ひな人形の特徴や魅力、保存方法などを聞いた。取材した真壁高の大湖李朋(りと)さん(16)は、「人形は取り出すときよりも、片付ける方が防虫剤を入れ、しわにならないようにと大変なのを知った」という。

 HPには文章や写真だけでなく、ひなまつりへの思いが伝わりやすいようインタビュー動画も掲載し、今月5日に完成。現在は6店舗の情報を掲載している。小島拓己さん(16)は「ひな人形と同時に真壁の歴史や文化も知ってもらいたい」との思いを込めた。

 担当の飯塚敏明教諭は「今年は中止となってしまったが、生徒がHPを制作したことで、ひなまつりの火を絶やさないようにしたい」と話している。

 今後、掲載店舗は15店ほど増える予定。HPは、真壁高校や同市観光協会HPから閲覧できる。

    (谷島英里子)