火星探査車パラシュートに隠された「暗号」 解読にSNS盛り上がり  

 米航空宇宙局(NASA)は22日、火星探査車「パーシビアランス」が着陸する際の動画を公開した会見で、パラシュートの画像を示しながら暗号のメッセージを込めたことを明らかにした。これを受けて、ツイッターなどのソーシャルメディア上では「解読」で盛り上がった。隠されていたのは、火星探査ミッションを担うジェット推進研究所のモットーだった。

 火星への降下・着陸システムを担当するシステムエンジニアのアル・チェン氏は会見でパラシュートの解説をしている最中に、赤と白のパターンで塗り分けられたパラシュートの画像を示し、「私たちはときどき、私たちの仕事の中に皆さんに見つけてもらいたくてメッセージを残します」と語り、パラシュートに残された「暗号」の解読を呼びかけた。

 ソーシャルメディアでは、解読用のプログラムを組む人まで現れ、数時間後に導き出されたメッセージは「Dare mighty things(あえて強大なことを)」。セオドア・ルーズベルト元米大統領の演説に由来するとされる。失敗に阻まれても、あえて大きな目標に取り組もうと促す言葉で、ジェット推進研究所では施設内の壁に掲示するなどしているモットーだ。

 ソーシャルメディア上でのやり取りや、NASA関係者が答えの出し方を示したツイートなどによると、今回の暗号では、パラシュートの模様の白を数字の「0」、赤を「1」に置き換えるなどの操作を加えると、メッセージに変換されるという。0と1で表された二進法の情報を基に、コンピューター上で文字を数字に置き換えて処理する仕組みを使うと解読できる。

 メッセージのほか、パラシュートの外縁には、ロサンゼルス郊外にあるジェット推進研究所の位置情報が隠されていた。