日本大は22日までに、9日と16日に実施した芸術学部の一般入試の英語で、昨年と同じ問題を出題するなどのミスがあったと発表した。
日本大によると、16日の試験では、開始直後の点検作業で、5つの大問のうち3つが昨年と同じだったと判明。試験を中断し、不測の事態に備え用意していた別の問題冊子を配って試験を実施したが、終了後に新しい冊子にも昨年と重複した設問があったことが分かった。その後の調査で、9日の試験でも昨年と重複した設問があったことを確認した。
9日と16日のいずれの試験も重複していた設問は全員正解とし、合否判定に影響はないとしている。日本大は「受験生に多大な迷惑を掛け、深くおわび申し上げる。出題方法の見直しを図るなどして、再発防止に努める」とのコメントを出した。