浪速風

日出ずる国の本気度

2月22日は「竹島の日」。明治38年に島根県知事が告示で竹島を県の一部とした日にちなむが、同じこの日、古くは飛鳥時代に聖徳太子が亡くなったとされる祥月命日に当たるのはご存じだろうか。ゆかりの大阪・四天王寺では「太子会(たいしえ)」が営まれ縁日なども開かれる

▶今年は没後1400年を記念して奈良や大阪でさまざまな行事が予定されているが、十七条憲法の制定など多く伝えられる偉業の一つに遣隋使の派遣がある。太子が隋の皇帝に送ったという国書「日出ずる処の天子、書を日没する処の天子に致す、恙無(つつがな)きや」はあまりにも有名だ

▶その真贋(しんがん)はともかく、あの時代にあって外国を見据えた外交官としての気概が長く人々に敬愛されてきた理由なのは間違いない。翻って現代の日本はどうか。毎年開かれる島根県の式典に今年も閣僚の出席はなく、全く政府の熱意が感じられない。必要なのは配慮ではなく、本気度を示すことだ。