IAEA事務局長 きょうイラン訪問 査察受け入れ停止で - 産経ニュース

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IAEA事務局長 きょうイラン訪問 査察受け入れ停止で

 IAEAのグロッシ事務局長(左)を迎えるイランのロウハニ大統領=2020年8月、テヘラン(イラン大統領府提供・AP=共同)
 IAEAのグロッシ事務局長(左)を迎えるイランのロウハニ大統領=2020年8月、テヘラン(イラン大統領府提供・AP=共同)

 【カイロ=佐藤貴生】イランが2015年の核合意をめぐり、国際原子力機関(IAEA)の抜き打ち査察の受け入れ停止を表明したのを受け、IAEAのグロッシ事務局長は20日、イランを訪問して政府高官と会談する。欧米ではここにきて対話に前向きな発言も出ており、イランが会談でどのような態度を示すかが焦点だ。

 イランは核合意に基づき、IAEAの抜き打ち査察を認める「追加議定書」を自発的に履行してきた。しかし、トランプ米前政権が発動した制裁が欧州との原油・金融の取引正常化の障害になっているとして、イランは制裁が解除されなければ23日から議定書の履行を停止すると表明した。

 抜き打ち査察が停止されると、イランの核開発の完全な検証が不可能になる恐れがある。グロッシ氏は複数のイラン側高官と互いに受け入れ可能な解決策を協議するとしている。

 ブリンケン米国務長官は18日、イラン側との対話の用意があると表明。ロイター通信は19日、欧州連合(EU)当局者が米国やイランを含む核合意の全当事国による非公式協議の準備を進めていると語ったと伝えていた。