菅義偉首相は18日、東京五輪・パラリンピック組織委員会の新会長就任が固まった橋本聖子氏の後任の五輪相に自民党の丸川珠代参院議員(50)を起用する方針を固めた。丸川氏は平成28年8月から約1年間、五輪相を務めており、再登板となる。
政府は7月の東京五輪開幕まで期間が短いことから、五輪相経験者を中心に後任の人選を進めていた。橋本氏と同じく自民党細田派(清和政策研究会)所属の女性参院議員である丸川氏が適任と判断したとみられる。
丸川氏は平成19年の参院選東京選挙区で初当選し、現在3期目。27年10月に環境相で初入閣し、28年8月から29年8月まで五輪相を務めた。在任中に組織委、東京都との間で五輪・パラリンピックの費用分担に合意するなど、調整に尽力した。五輪相退任後に組織委の理事に就任していた。