BRT転換の日田彦山線沿線の振興計画を承認 福岡県と添田町、東峰村(1/2ページ) - 産経ニュース

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BRT転換の日田彦山線沿線の振興計画を承認 福岡県と添田町、東峰村

JR日田彦山線沿線地域の振興計画を承認した協議会
JR日田彦山線沿線地域の振興計画を承認した協議会

 平成29年の九州北部豪雨で被災し、一部区間がバス高速輸送システム(BRT)に転換するJR日田彦山線沿線地域の振興策を検討する協議会が17日、福岡市内で開かれ、歴史や自然を生かした観光促進、特産品の開発などを盛り込んだ地域振興計画を承認した。福岡県や同県添田町、東峰村は令和3年度から具体的な事業に取り掛かるが、県が設立した地域振興に充てる基金の活用をめぐって県と両町村の間に溝も生じている。(小沢慶太)

 協議会は、県と両町村の各首長で構成。会合には超党派の県議でつくる「九州の自立を考える会」や地元選出県議のほか、オブザーバーとしてJR九州も出席した。

 地域振興計画では、地元の「岩屋湧水」や彦山川の清流を活用したヤマメ養殖、ワサビ栽培など特産品開発を進める。英彦山を中心とする豊かな自然を生かし、キャンプ施設や林道などの整備にも取り組む。

 また、地域の伝統工芸「小石原焼」「高取焼」のインターネットを活用した販路拡大、後継者の育成などを通じて産業振興を図る。第5世代(5G)移動通信システムや無料の公衆無線LAN「Wi-Fi」などの整備を進め、移住者を呼び込む。

 江口勝副知事は「自然や伝統工芸など魅力ある資源を生かしながら地域の発展を目指していく」と述べた。

 一方、事業を進めていくにあたり、県による10億円の「日田彦山線沿線地域振興基金」に関して、県と両町村の考えに隔たりがあることが浮き彫りになった。

 協議会では、県側が基金を活用した事業について、基金による補助率をハード事業は2分の1、ソフト事業は3分の2とし、地元にも一定の負担を求める方針を説明した。