後任会長候補、17日に一本化も 五輪組織委

後任会長候補、17日に一本化も 五輪組織委
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 女性蔑視と受け取れる発言で辞任を表明した東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)の後任人事をめぐり、大会組織委員会は16日、後任候補を選ぶ「候補者検討委員会」の初会合を東京都内で開催した。大会準備への影響を最小限に抑えるため、早ければ週内にも新会長を決めるべく、人選を急ぐ。

 議事進行役として参加した組織委の武藤敏郎事務総長によると、初会合では新会長に求める資質についてスポーツへの深い造詣や国際的な活動の経験、組織運営の調整力など5項目をまとめた。

 次回は17日に開催。各委員が5項目をふまえた候補者案を示し、絞り込みを進める。候補者が一本化され、本人の内諾も得られれば、理事会の決議を経て正式決定する。武藤氏は「(17日に一本化の)可能性があるかと聞かれれば、ある」と述べた。

 検討委は男女各4人の計8人で構成され、委員長の御手洗(みたらい)冨士夫名誉会長以外は非公開。関係者によると、日本オリンピック委員会の山下泰裕会長や東京都の多羅尾光睦(たらお・みつちか)副知事、バレーボール五輪金メダリストの荒木田裕子氏らがいる。議論の結果次第では、委員を会長候補者とする可能性も排除しないという。

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