【動画】「コロナより怖い」…福島で寺院の屋根崩落、サーキットで土砂崩れ(1/2ページ) - 産経ニュース

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「コロナより怖い」…福島で寺院の屋根崩落、サーキットで土砂崩れ

【動画】「コロナより怖い」…福島で寺院の屋根崩落、サーキットで土砂崩れ
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 福島県沖を震源とする最大震度6強の地震。福島県内では発生した13日深夜から一夜明けた14日、家屋の倒壊や土砂崩れなどが次々と明らかになった。

 震度6強を観測した福島県相馬市の相馬駅近くにある「興仁寺」では、薬師堂の拝殿の屋根が崩落したり、墓石が倒れたりした。

 住職の名木橋隆英さん(58)によると、激しい縦揺れの後の横揺れによって、柱が揺さぶられて外れ、屋根が落ちてきたとみられるという。屋根の下にあった柱は折れてはおらず、石の土台部分から外れているような形で倒れていた。

 境内に住む名木橋さんは、13日深夜の地震後、すぐに確認のため見に来たが、すでに崩れた後。音などは聞こえなかった。

 薬師堂の壁のしっくいの一部もはがれ、地面に散乱していたほか、寺内にあった仏像や仏具などにも被害があり、寺の関係者が片付けなどを行っていた。

 境内にある墓石約100のうち、1割ほどが倒れたという。檀家(だんか)とみられる人が訪れ、様子を見る姿もあった。

 名木橋さんによると、薬師堂は江戸時代くらいに相馬藩内で疫病がはやった際に疫病よけとして建てられたものだという。前回の東日本大震災でも墓石が倒れたり、薬師堂の壁が剥がれたりしたため、修繕した。

 名木橋さんは「前回の東日本大震災では、墓石が飛んだりしたが、今回はそういう被害はなかった。しかし、揺れは前回よりも大きく感じた」と話した

 相馬市内ではこのほかにも、屋根瓦などが落下したり、ブロック塀が崩れた住宅が多数見られ、住民らは片づけに追われた。

 相馬市内のコンビニエンスストアでは、停電で冷蔵商品などの棚が停止したため、ビニールで覆われ「販売できません。申し訳ありません」などと書かれていた。

 同市の70代の女性の自宅内では電子レンジが棚から床に落ちたり、外壁の一部が剥がれたという。10年前の東日本大震災が頭をよぎり、避難所に行くことを考えた。だが、新型コロナウイルスの感染拡大以降、持病があって外出を控えているため、避難所に行くこともやめたという。

 女性は「ずっとコロナが怖いと思っていた1年だったけれど、昨日、地震の怖さを思い出した。コロナより地震の方が怖い」と語った。