米国のサキ大統領報道官は12日の記者会見で、キューバ東部グアンタナモの米海軍基地にあるテロ容疑者収容施設の閉鎖を目指す考えを明らかにした。ロイター通信によると、米政権は閉鎖に向けた検討に既に着手し、バイデン大統領が何らかの命令を出す見通しだという。
グアンタナモの施設は2001年の米中枢同時テロ後に、アフガニスタンなどで拘束したテロ容疑者を収容した。米兵による虐待が発覚し、オバマ政権が閉鎖計画を進めたが、トランプ政権は施設維持に転じた。
会見でバイデン氏が任期中に施設を閉鎖するのか問われたサキ氏は「それがわれわれの目標であり、意図するところだ」と述べた。(共同)