小池知事「携帯に直接…なんとしても五輪成功」 森会長辞意

2020東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長を出迎え、握手の代わりに拳を交わす小池百合子東京都知事(左)=2020年7月6日午後、東京都新宿区(三尾郁恵撮影)
2020東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長を出迎え、握手の代わりに拳を交わす小池百合子東京都知事(左)=2020年7月6日午後、東京都新宿区(三尾郁恵撮影)

 東京都の小池百合子知事は11日、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が辞任する方向となったことについて「携帯電話に直接、電話をいただいた」と明かした上で、「五輪・パラリンピックを何としてでも成功させていくということは何も変わらない」と強調した。森氏の女性蔑視ともとれる発言で批判が高まる中で都庁では「辞任は仕方ない」などの受け止めがある一方、大会の準備への影響を懸念する声も上がった。

 都庁で報道陣の取材に応じた小池氏は、12日に森氏自身が自ら発言するとした上で「(電話で)いろいろ話をきいたが、内容については申し上げない」と説明した。後任として日本サッカー協会元会長の川淵三郎氏の名前が挙がっていることについては、「しっかり手続きが必要ではないか。それ以外のことは申し上げない」と述べるにとどめた。

 大会準備に携わる都幹部は「この数日間の状況からして辞任はやむを得ないが、実務面でのマイナスの影響は避けられないだろう」と述べた。

 新型コロナウイルス禍で大会開催を疑問視する声がある中で森氏の発言が追い打ちをかける形となり、ボランティアの辞退も相次ぐ。都関係者は「この大事なときに、許されない失言だ」と話す。

 都幹部は辞任で批判は弱まるとの見方を示すが、「海外からは『日本社会の根深い問題』とみられているので、意識改革を進めて信頼回復を図ることが大事だ」と指摘する。

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