新浜、待望の今季初V 北京五輪想定「狙った大会」

男子500メートルで優勝した新浜立也=エムウエーブ(代表撮影)
男子500メートルで優勝した新浜立也=エムウエーブ(代表撮影)

スピードスケートの全日本選抜競技会長野大会第1日は11日、長野市エムウエーブで行われ、男子500メートルは新浜立也(高崎健康福祉大職)が34秒62で今季公式戦初勝利を飾った。

日本記録を持つ男子500メートルで新浜が今季公式戦初勝利を挙げた。「狙った大会で優勝できたのは収穫」とうなずいた。

スタートで出遅れた。直後には上体が浮くミスもあった。100メートルの通過タイムは全体5位の9秒68だった。ここから巻き返した。「後半の400メートルが勝負」と切り替え、バックストレートで加速した。最後のカーブも無難に駆け抜け、34秒62でゴールした。

昨季はワールドカップ(W杯)で500メートルの種目別総合王者に輝いた。今季はスケート靴の調整などに苦しみ、この種目ではライバルの村上に後れをとってきた。開幕まで1年を切った北京五輪を想定して準備を進めてきた大会で見事に優勝を果たし、勝負強さを見せつけた。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、日本は今季のW杯や世界選手権への選手派遣を見送った。海外勢と直接対決する機会を失っても、視線は世界を見据えている。1月のW杯2戦について「自分が行けば勝てるタイム」と感じている。

日本男子のエースは「五輪は金メダルしか狙っていない」と力強い。待望の白星で北京へ弾みをつけた。(橋本謙太郎)