東京女子医大、対策違反の感染は「無給」 職員に通知

 東京女子医大(東京)が職員に対し、1人での食事や、ゴーグルなど防護具の着用といった新型コロナウイルス感染防止対策を求めた上で、従わずに感染した場合「休業中の給与は無給とする」との方針を伝えていたことが10日、関係者への取材で分かった。

 大学は取材に「医療機関としての責任を果たすべく、通常の企業より厳格に対応している」と説明。対象となるのは明らかに要請に反した結果、学内の感染リスクを高めた職員だけとし「罹患(りかん)したことのみをもって無給とするものではない」とコメントした。

 教職員らの労働組合は同日、ホームページに通知の撤回を求める要請書を掲示。「感染した職員への懲罰とも取れる内容で受け入れられない。自粛要請への違反をどう認定するか、また誰が判断するかも不明確だ」と反発した。

 関係者によると、東京女子医大は1月、マスクやゴーグルの着用など、感染対策を徹底するよう職員らに要請。その後の通知で、要請に反した行為により感染したり、濃厚接触者に認定されたりした場合、「休業中の給与は無給とする」とした。それまでは有給休暇として扱っていた。

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