中印が係争地で撤退開始か 中国側が発表

 【北京=三塚聖平、シンガポール=森浩】中国国防省は10日、インド北部ラダック地方の係争地域で、中印双方の軍隊が前線からの撤退を同日始めたと発表した。昨年から中印両軍が同地域で対峙(たいじ)を続けていたため緊張緩和につながるか注目されるが、インド側は発表しておらず撤退が実現するのかは不透明だ。

 中国国防省は、中印両軍は1月24日に行われた協議で合意に達し、双方がそろって計画的に現場からの撤退を開始したと説明している。それ以上の詳細は明らかにしていない。

 ラダック地方の係争地域では昨年6月に中印両軍による衝突が発生し、約45年ぶりにインド兵に死者が出ている。両国関係が悪化して緊張状態が続いていた。

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