中国海警船の領海侵入「無害通航でない」 外務省見解 - 産経ニュース

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中国海警船の領海侵入「無害通航でない」 外務省見解

パトロールする中国海警局の艦船=2020年7月(新華社=共同)
パトロールする中国海警局の艦船=2020年7月(新華社=共同)

 自民党外交部会と国防部会などは9日、党本部で合同会議を開き、中国海警局に武器使用を認めた海警法をめぐり対応を協議した。

 会合では、6、7日に海警船が尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の領海に侵入したことも議論した。大塚拓国防部会長によると、外務省は海警局が中国の最高軍事機関である中央軍事委員会の指揮下に入ったことなどを踏まえ「海警船の領海侵入は(国際法で航行が認められる)無害通航ではあり得ない」との認識が示された。

 政府は平成27年5月の閣議決定で、「日本の領海で国際法上の無害通航に該当しない航行を行う外国軍艦への対処」として、「海上警備行動を発令し、自衛隊の部隊により行うことを基本とする」と定めている。

 出席者からは、海上保安庁法の武器使用に関する規定(20条)や、海保が軍事的任務に就くことを禁じている25条の見直しを求める意見も出たが、海保側は「現時点で見直す予定はない」と回答した。