花田紀凱の週刊誌ウオッチング

〈808〉接待、不倫…文春砲炸裂

記者団の取材に応じる菅義偉首相=3日午後、首相官邸(春名中撮影)
記者団の取材に応じる菅義偉首相=3日午後、首相官邸(春名中撮影)

今週は『週刊文春』(2月11日号)に尽きる。右柱が「菅首相長男 高級官僚を違法接待」、左柱が「小川彩佳アナ180億円夫の『産後不倫』写真」。

どちらもグラビアで決定的シーンも紹介。言い逃れようもない。

菅義偉首相の長男は現在、衛星放送などを運営する東北新社のメディア事業部趣味・エンタメコミュニティ統括部長。

昨年10月から、総務省ナンバー2の総務審議官など4人の幹部を次々と、〈一人四万円は下らない高級料亭〉などで〈アゴ・アシ・手土産付き〉接待をしたという。

それにしても、〈支払いをゴールドカードで済ませ、「東北新社」で領収書を受け取った〉。

隣で見ていたわけでもあるまい。恐るべし、『文春』の取材力!

ただし、国会で菅総理の責任を問うた立憲議員は救い難い。菅総理が答えたとおり、「別人格」だろう。

小川彩佳アナの夫の「産後不倫」は何をかいわんや。そういや「育休不倫」も『文春』のスクープだった。

『週刊新潮』(2月11日特大号)は創刊65周年記念号。雑誌社週刊誌のパターンを作り、道を切り開いてきた『新潮』の功績は大きい。

谷内六郎さんの表紙が懐かしい。

今週も「『ゼロ・コロナ』を目指すから『バカの第3波』」が『新潮』らしい。

〈いまの日本は新型コロナを恐れすぎるあまり、国家総動員体制下の隣組を思い出させるほどの、監視社会に成り下がっている。「米英撃滅」ならぬ「コロナ撃滅」をめざす「コロナバカ」の社会である〉

やり玉に挙げられているのは〈一人はテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」のコメンテーター、玉川徹氏。一人は立憲民主党の枝野幸男代表〉。

全く同感だ。

『新潮』が65周年なら『週刊朝日』(2・12)は「創刊99周年突入!」と表紙に。

99年の主な連載を紹介しているが、辰野隆、徳川夢声から始まって、司馬遼太郎、佐藤寛子、村上春樹、池波正太郎、松本清張、有吉佐和子などさすが豪華メンバーだ。編集部の奮起を期待したい。 (月刊『Hanada』編集長)

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