フィギュアスケート通信

悔しさと、手応えと トリプルアクセルに挑み続けた樋口 「五輪」へ決意新た

全日本女子フリーで演技する樋口。トリプルアクセルに積極的に挑んだシーズンだった(代表撮影)
全日本女子フリーで演技する樋口。トリプルアクセルに積極的に挑んだシーズンだった(代表撮影)

 フィギュアスケートは1月末の冬季国体で、今季の主要国内大会を終えた。2018年世界選手権銀メダルの樋口新葉(わかば)(明大)は、大技のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に挑んだシーズンに幕を閉じた。公式戦での成功まであと一歩に迫った一方、昨年末の全日本選手権での表彰台は届かなかった。手応えと悔しさを胸に、来季の五輪シーズンに向け、「五輪に絶対に出たい」と活躍を誓った。

 1月末に行われた冬季国体。樋口はあえて3回転半は跳ばなかった。ショートプログラム(SP)もフリーも昨季から継続した曲。「一番自分がやりやすいように締めくくりたい」との思いからだったが、ジャンプにミスが出て合計184・41点の5位にとどまった。今季の最終戦を終え、「全然よくないなっていう感じ。でも、いろいろ経験は積めた年だった」と複雑そうに語った。

 3回転半に積極的に挑み続けたシーズンだった。昨年10月上旬のジャパン・オープンで公式戦で初めて着氷した。11月上旬の東日本選手権(甲府市)では着氷が乱れたものの、「アクセルにかける(練習)時間が増えてきた。成功率も上がってきた」と手応えをつかんだ様子だった。

 その後、11月末のグランプリシリーズNHK杯(大阪)で、フリーだけではなくSPでも初挑戦した。SPでは転倒し、フリーでは片足で着氷。結果は4分の1回転不足との判定だったが、着実に前進していた。