【魚の国 宝の国】福島産鮮魚を常時販売 角上魚類が復興応援(1/2ページ) - 産経ニュース

メインコンテンツ

魚の国 宝の国

福島産鮮魚を常時販売 角上魚類が復興応援

千葉県船橋市の「シャポー船橋」で実施された福島フェアで、角上魚類はカレイやアンコウを販売した =1月29日
千葉県船橋市の「シャポー船橋」で実施された福島フェアで、角上魚類はカレイやアンコウを販売した =1月29日
4月本格操業へ弾み

 東日本大震災と東京電力福島第1原子力発電所事故から10年を迎える福島の漁業・水産業の復興を応援しようと、関東・信越で鮮魚専門店チェーンを展開する角上魚類ホールディングス(新潟県長岡市)は、「常磐もの」と呼ばれる福島県産の鮮魚を仕入れ状況に応じて常時販売する。原発事故の風評などの影響で同県の沿岸漁業は、日数や時間を制限した試験操業が続いている。需要拡大には失われた販路の回復が課題となっており、取扱量の多い同社の取り組みは、4月に予定している本格操業の再開へ弾みをつけそうだ。

 「新鮮でおいしい魚を食べてもらうことで需要を拡大したい」。同社商品部関東鮮魚課第1課の有馬徹課長は、こう意気込む。

 第1弾として、1月29、30日に千葉県船橋市の商業施設「シャポー船橋」で実施された福島フェアに参加し、同施設内の船橋店でカレイやアンコウを販売。2日間で用意した約220キロが完売した。

 有馬課長は「漁獲された翌日には店頭に並ぶ。鮮度は折り紙付き。脂ののりがよく、自信を持ってお薦めできる」と胸を張る。

 親潮と黒潮がぶつかる福島県から茨城県沖で取れた魚介類は「常磐もの」と呼ばれ、市場で高く評価されてきた。カレイやアンコウ、ヒラメのほか、タイやアナゴ、イカ、タコ、ホッキ貝など種類も豊富。福島県漁業協同組合連合会は4月に操業の制限を解除することを目指している。

 角上魚類は新潟・寺泊漁港を拠点に、さいたま市にも本社を置き、1都6県で大型路面店を中心に22店を展開。年間売上高は令和2年3月期で約353億円で、鮮魚専門チェーンではトップクラスの規模を誇る。地元の新潟から直送の鮮度の良い魚介を売り物にしている。