大手銀4社が最終減益 コロナ禍の与信費用増加が影響

 大手銀行5グループの令和2年4~12月期間連結決算が4日、出そろった。最終利益は合計で、前年同期比13・1%減の1兆6190億円だった。前年度に計上した特別損失の剥落による反動増があった三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)を除く4社が最終減益となった。新型コロナウイルスによる企業業績の悪化を受けて、貸し倒れリスクに備えた引当金など与信費用の大幅な積み増しが減益に拍車をかけた。

 本業のもうけを示す実質業務純益は、コロナ禍を受けた業務効率化の促進による経費の削減効果などもあり3社が増加。一方で、コロナ禍の対応で対面営業の機会が減り、金融商品の販売手数料などの収入が落ち込んだ三井住友トラスト・ホールディングス(HD)とりそなHDは減少した。

 3年3月期の業績予想については、コロナ禍の影響を見極める必要があるとして、全社が据え置いた。