【防げ!新型コロナの家庭内感染】(1) 「かかっているかも」前提に対策を 発症前にも感染性あり(1/2ページ) - 産経ニュース

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防げ!新型コロナの家庭内感染

(1) 「かかっているかも」前提に対策を 発症前にも感染性あり

【防げ!新型コロナの家庭内感染】(1) 「かかっているかも」前提に対策を 発症前にも感染性あり
【防げ!新型コロナの家庭内感染】(1) 「かかっているかも」前提に対策を 発症前にも感染性あり
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 なかなか出口が見えない新型コロナウイルス禍。自宅で家族に感染を広げるケースも目立っている。家庭のなかで、うつさない、うつらないために、取り組める対策はあるのか。緊急事態宣言が発令され、外出控えの日々が続くなか、あらためて専門家に尋ねてみた。(津川綾子)

■健康に見えても家族にうつす

 「もしかしたら自分もかかっているかも。そう思って家庭で過ごしたほうがいい」。感染対策に詳しい東京医科歯科大学医学部付属病院の貫井陽子・感染制御部長は話す。

 その理由は、新型コロナに「かかった(感染した)」ことが分かりにくく、他人に「うつす」時期が、かかったことに気づく前から始まるためだ。

 新型コロナは潜伏期間が2~14日程度(平均5日)。症状が出ない間は、「感染した」との自覚がない時期となる。

 これに対して、季節性インフルエンザは感染から発症まで1~4日、だいたい2日で発熱や関節痛などの症状が出るため、感染を自覚しやすい。

 さらに新型コロナには厄介な点がある。他人にうつす「感染性」が、発症前から始まってしまうことだ。 「感染すると、発症の約3日前からウイルスの排出が始まり、他の人への感染性があるといわれています。症状が出てから対策をとっても、その前に無自覚のまま人にうつしてしまっている恐れがある」と貫井さんは注意を呼びかける。

■蛇口の周りに注意を

 こうした新型コロナの特徴を踏まえれば、「自分もかかっているかも」との前提で行動を見直したいものだ。

 まずは体調に敏感になることだ。「鼻水が出る、のどの違和感があるなど、『変だな』と思ったら、外出を控え、自室で過ごすよう徹底してもらうといい」。コロナの初期症状かもしれない、と考えておくことが大事だという。