朝晴れエッセー

コロナ退治・2月2日

今年は、例年とは違う124年ぶりの2月2日の節分だ。

わが家の節分は、3人の息子たちが小さい頃は私と一緒に豆まきをして春を迎えていたが、いつのまにか家族全員そろっての一大イベントになった。

今年は近くに住んでいる2人の息子と夫と私の4人で行う。1週間前に仏壇に豆を供えてご先祖さまにも参加をお願いする。

鬼の役は50年間私。動ける間はやろうと思っている。鬼面をかぶり玄関からぬっと顔をだす。「鬼は外」の掛け声とともに豆が飛んでくるので素早く逃げ出す。それだけだが…。

次は各部屋の窓から「鬼は外、福は内」と言いながら豆を投げる。終わると車座になり正座をして恵方に向かい無言で恵方巻を食べながら今年の安寧を祈る。

次は厄除け。昨年お世話になった下着などに厄を持っていってもらう。私は水着、ウオーキング靴、靴下を用意して厄除けしてもらうことにした。息子たちもそれぞれ厄除け用品を持参する。

2年前に亡くなった母は、下着を捨てるときはまとめてその上に少し塩を振り、風呂敷に包み「ありがとうございました」と頭を下げていたことを思い出した。

品物を袋に入れ、しっかり結んで厄除けを終え、歳の数だけ福豆を食べてイベント終了。今年は鬼の顔に大きくコロナと書いておこう。厄除け袋のなかにもコロナウイルスのイラストを入れておこう。

中川良子 79 大阪府枚方市