花田紀凱の週刊誌ウオッチング

〈807〉コロナ禍に麻雀、銀座のクラブ…情報流したのは?

コロナ禍で〝逸脱〟が明らかになった時津風親方(大橋純人撮影)
コロナ禍で〝逸脱〟が明らかになった時津風親方(大橋純人撮影)

『週刊文春』(2月4日号)が左柱で、「正代師匠時津風親方 優勝争いの最中に風俗、雀荘通い」。

『週刊新潮』(2月4日号)がトップで「麻生最側近『松本純元大臣』が『イタリアン・銀座』三昧」。

どちらも隠し撮りの写真がグラビアでも紹介されているから逃れようもない。

時津風親方は本場所中に〈五夜連続で赤坂の雀荘に〉。さらに、ある日の午前中には新橋のホテヘルに。

直撃された本人は〈「行ってない、行ってない」〉だが、通るまい。

一方、松本純・元国家公安委員長(現在は自民党国会対策委員長代理)は度々、銀座のイタリアンやクラブ通い。

こちらも〈「イタリア料理店の店長さんから健康上の相談事があって」〉、クラブの方は〈「1杯2杯は飲みました」〉〈「お茶代わりで出てきたようなもので」〉。

まさに〈苦しい言い訳という他ない〉。

国民や飲食店に自粛要請をしているこの時期に、たしかに2人の行為はよろしくない。両誌が糾弾するのももっとも。スクープには違いない。

しかし、両誌に「アイツ、やってますよ」とこの情報を通報した誰かがいるわけで、そういう風潮は何か嫌な感じがする。

『ニューズウィーク日本版』(2・2)は「バイデン2つの選択」として、バイデン米新政権を大特集16ページ。

〈バイデンは、一見止めようのない勢力(トランプ支持者)と動かし難いもの(トランプに対する処分を求める民主党議員)の間に入り、双方を導いていかなければならない〉

喫緊の課題はトランプ前大統領とその支持者たちの扱い。

だが、〈「トランプ共和党員」を自任する人の96%が、トランプは党をよりよくしたと信じている。そして彼らの半分以上が、24年の再出馬を望んでいる〉。

国内もだが、特集の1本「バイデン新政権の外交10大課題」で書いているように、中国、ロシア、イラン、イラク、北朝鮮…。問題山積のバイデン外交も不安は高まるばかりだ。

(月刊『Hanada』編集長)

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