浪速風

今も生きる「やれます」の心意気

2020年の大阪国際女子マラソンのスタート。今年は周回コースで開催する=ヤンマースタジアム長居
2020年の大阪国際女子マラソンのスタート。今年は周回コースで開催する=ヤンマースタジアム長居

31日開催の大阪国際女子マラソンは、今年で40回目の節目を迎える。誕生の際の逸話を、サンケイスポーツ編集局長だった賀川浩さんから聞いたことがある。「君らが『あかん』というのならやらんでいい。やれるかやれんのか、しっかり答えてくれ」。上司からそう問われた賀川さんは、前人未到の分野を開拓する挑戦者の気持ちで「やれます」と返事をしたのだという

▶そこから、大阪陸上競技協会と交渉したり、海外の有力選手を招待したり…。「3回まではやりましょう」という話で昭和57年に始まった大会は、連綿と受け継がれて「冬の風物詩」と言われるまでに成長した

▶コロナ禍に見舞われた今回は、従来の市街地を巡るコースから、長居公園(大阪市東住吉区)の園路を周回する形に変更した。考え得る限りの感染対策を講じた結果である。進取の気風は今も生きている。当日のテレビ中継や紙面で「やれます」の心意気を感じ取っていただきたい。