大阪は全市町村で通常授業 分散登校など実施せず

 新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言下にある大阪府内だが、各市町村教委は、府が府立学校に示している「学習活動は原則維持」の方針に準じて小中学校の通常授業を継続、分散登校などは実施していない。学校行事も、宣言期間中に児童、生徒が校外に出ることは避けているものの、昨年度に続くコロナ禍の下での卒業式などは、感染対策を徹底した上での規模縮小や時間短縮などで対応することを決めているところがほとんどだ。

 長期の休校を余儀なくされた昨春の緊急事態宣言時に比べると、通常授業の継続という原則で一致していることもあり、教育現場は冷静に対応しているようにみえる。

 学校行事について大阪市教委は、修学旅行や遠足といった校外に出かける行事は中止するか緊急事態宣言の終了後まで延期するよう各校に求めている。堺市教委は、卒業式だけでなく終業式も原則実施としているが、終業式については、各教室に分散するか、屋外での実施としている。

 太子町教委は予定していた校外学習を中止。河南町教委は、小学校の授業参観について、「児童の成長を見てもらう大事な行事。十分な感染対策の上で実施することを決めた」とし、参観する保護者を学区ごとに2日間に分ける形で、密になることを避けた。

 茨木市教委は卒業式に関して、60分程度に短縮▽卒業生と教職員は参加するが保護者は学校規模や体育館の広さを勘案して人数制限▽在校生は不参加か代表のみ参加-などの具体的な指針を提示。当然、感染対策の徹底を前提条件としている。豊能町も、卒業式の参加者を、1家庭につき保護者2人まで▽来賓と在校生は不参加-などのルールを定めている。

 各自治体で環境整備を進めているオンライン授業に関しては、全面的に移行したところはないが、「感染を心配して登校を控えている児童、生徒らに対して行っている」とする箕面市など、それぞれの事情に応じて活用されている。