公明党の遠山清彦幹事長代理は29日、緊急事態宣言発令中の東京都内で夜遅くまで飲食店を訪れていたことや、自身の資金管理団体から不適切な支出があった問題を受け、役職を辞任した。石井啓一幹事長が同日、国会内で記者団に明らかにした。
遠山氏は今月22日に銀座のクラブで深夜近くまで知人と会っていたことが発覚し、27日に山口那津男代表に進退伺を提出。党執行部は厳重注意にとどめていたが、資金管理団体からスナックやキャバクラへの不適切な支出があったことが29日に判明し、遠山氏から改めて役職辞任の申し出があった。
石井氏は「国民のみなさんに大変申し訳ないことだと思っている。深く反省し、信頼回復に努めていきたい」と述べた。