講談社元編集次長、妻殺害で2審も実刑「自殺の可能性ない」 - 産経ニュース

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講談社元編集次長、妻殺害で2審も実刑「自殺の可能性ない」

 東京都文京区の自宅で平成28年8月、妻=当時(38)=を殺害したとして、殺人罪に問われた韓国籍で講談社の青年コミック誌「モーニング」編集部の元編集次長、朴鐘顕(パク・チョンヒョン)被告(45)の控訴審判決公判が29日、東京高裁で開かれた。中里智美裁判長は懲役11年とした1審東京地裁判決を支持し、被告側の控訴を棄却した。

 弁護側は、殺害ではなく自殺だったとして無罪を主張していた。中里裁判長は、現場の血痕の付着状況などから自殺を否定した1審判決について、額のけがの出血量などの「十分な検討を欠いており不合理」と指摘。一方で、妻が自殺を図ったとすれば現場の血痕や失禁の跡と整合しないとし、「自殺ストーリーに現実的な可能性があるとはいえない」と結論づけた。

 スーツ姿で出廷した朴被告は、控訴棄却を言い渡されると「えっ」と大声をあげ、マスクを外して「してないんですけど」と発言。約1時間15分にわたって裁判長が判決理由を読み上げる間も、身ぶりを交えながら「矛盾してるよ」などと主張し続けた。

 1、2審判決によると、朴被告は28年8月9日、自宅で妻の首を圧迫し、窒息により死亡させた。