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千葉・流山から広まった「みりん」漫画作成で歴史伝える

 千葉県流山市から全国に広まった万能調味料「みりん」の秘密を、子供たちに分かりやすく伝える「マンガ・流山みりん物語」が完成した。小学生の「みりんちゃん」が時空を超え、みりん醸造と流山の歴史を探る内容。同市在住の漫画家、野口伸子さん(37)らの市民グループが作り、市内の小中学校のクラスに1冊ずつ配布した。(江田隆一)

 みりん物語は、みりんがもともと、飲み物として珍重されていたことに始まり、江戸時代後期、みりんの主流になる「流山白みりん」が開発され、「天晴(あっぱれ)」「万上(まんじょう)」の2大ブランドの生産で当時の流山の隆盛につながった経緯を紹介。1873年のウィーン万博での流山産みりんの好評など、みりんと流山の発展の歴史を、時代を追って親しみやすい漫画で描いている。A5判88ページ。

 野口さんは、みりんを使った料理や菓子を提供する流山市内の店を紹介する無料のグルメガイドを作るなど、みりんの街・流山のPRに活躍中。みりんと流山の深い関係や歴史を知らない市民が多いことに活動の中で気づき、市立博物館元館長の川根正教さんが7年前に出版した「流山みりん物語」をもとに漫画化するプロジェクトを立ち上げた。

 作成の費用は、インターネットで不特定多数の賛同者から資金を募る「クラウドファンディング」で調達。流山商工会議所青年部が行ったクラウドファンディングに参加し、昨年4月から市内デザイナーらが参加する製作委員会方式で完成させた。小中学校だけでなく、資金支援をした117人にも1冊ずつ配った。

 野口さんは第2版の発行も計画しているという。