オンキヨー株主総会、増資可決 上場廃止の回避はなお流動的 - 産経ニュース

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オンキヨー株主総会、増資可決 上場廃止の回避はなお流動的

 経営再建中の音響機器メーカー、オンキヨーホームエンターテイメント(旧オンキヨー)は27日、大阪市内で臨時株主総会を開き、投資ファンドを引受先とした第三者割当増資に関する議案を90%以上の賛成多数で可決した。上場廃止の回避に向けた手続きの一環だが、実際に回避できるかどうかはなお流動的だ。

 投資ファンド「エボファンド」がオンキヨーの新株を購入する権利を得て、オンキヨーは現金と株式で最大62億円相当を調達する。エボファンドは新株予約権をすべて行使した場合、オンキヨーの議決権総数の約70%を得る。

 エボファンドが新株予約権をどの程度行使するかにより、オンキヨーの調達額が決まる。オンキヨーは昨年9月末時点で23億円の債務超過を計上しており、今年3月末までに解消できなければ上場廃止の可能性がある。

 この日の臨時株主総会で、大朏宗徳社長は「(株式の)大規模な希薄化が生じることとなるが、増資による資金調達で債務超過を解消する」と株主に理解を求めた。大阪府豊中市の男性株主(60)は取材に「なんとか上場を維持してほしい」と話した。