【九州・山口 新年インタビュー】「地域経済の浮揚が最大の使命」吉村猛・山口フィナンシャルグループ会長兼CEO(2/3ページ) - 産経ニュース

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九州・山口 新年インタビュー

「地域経済の浮揚が最大の使命」吉村猛・山口フィナンシャルグループ会長兼CEO

 お金の不安が解消するよう資産運用や保険などトータルで提案していく。これまでも人生設計を支援する取り組みはやってきたが、まだニーズに合致しない部分もあるので、浸透させていきたい。

 コロナに関わらず、デジタル化の流れは止まらない。

 昨年10月、リモートで取引が完結する完全非対面営業を導入した。コロナ下で対面は避けたいという顧客についても、取引が継続できるような形を整えた。

 ただ、リアルな対面での情報交換や取引も大事だ。今のところ非対面営業の割合は1~2割が現実的だが、顧客のニーズや業務の効率化も踏まえて3~5割に持っていけるといいと思っている。

 取引先企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援するために、女性社員でつくる専門チーム「TECH女子」も新たに立ち上げた。広島市内には、もみじ銀行店舗をリニューアルし、DXを支援する施設「Azure Hiroshima Base」を開設する。地域のニーズも増えてきているので、地道に対応していく。

■若手登用が必要

 人材紹介や地域商社など非金融事業の収益化は、順調にきている。ただ、そうした地域課題の解決を収益に結び付けていく活動を、もう少しスピードを上げてやっていかなければいけない。

 日銀によるマイナス金利政策の長期化で経営環境が厳しい一方、さまざまな規制緩和も進む中、地銀の収益改善のためには再編は当然、考えられてしかるべきことだ。地域金融機関同士の再編以外にも、異業種との業務提携も重要だ。