歴史資産のデジタル博物館作成へ 群馬・藤岡市

CGで再現された高山社の東蚕室(藤岡市提供)
CGで再現された高山社の東蚕室(藤岡市提供)

 群馬県藤岡市は、市内の歴史資産をデジタルアーカイブ化した「デジタル博物館」を一般公開する事業に3月から乗り出す。市では「藤岡の歴史文化を発信し、藤岡を訪れるきっかけづくりとしたい」と狙いを話す。「かがやく郷土ふじおか史!藤岡の歴史資産磨き上げ事業」と称し、令和5年3月までの2カ年計画で取り組む。

 歴史資産として取り組む当面のテーマは、(1)高山社へのいざない(2)ふじおか三大人(関孝和・堀越二郎・高山長五郎)の足跡(3)東国古代史、謎の巨大古墳七(なな)輿(こし)山古墳とハニワたち(4)中世関東の要、平井城と関東管領上杉氏の盛衰(5)藤岡のくらしの文化-とし、3D画像やCG(コンピューターグラフィックス)などを駆使した画像を発信する。

 例えば、「ゼロ戦(零式艦上戦闘機)」の生みの親として知られる堀越二郎が設計した試作機の操縦席や七輿山古墳の内部、養蚕道具などを再現する。市のホームページからリンクする特設サイトで発信する予定で、来年3月には準備ができたコンテンツから順次、配信を始める。

 小中校の児童生徒向けに端末や通信ネットワークを整備し、教育に生かす「GIGAスクール構想」の教材にも利用し、授業と連携した「藤岡モデル」を目指すという。

 総事業費は2090万円で、3月補正に計上する。