浪速風

バイデン米大統領に望むこと

そういえば昨年はまれにみる暖冬だった。気象庁が「史上最高」と発表したほどだ。雪が降らず、冬に稼ぎどきを迎えるスキー場などが大いに困った。ウイルス禍に右往左往したせいか、1年前のことがずいぶん昔のことのように感じられる

▶「大寒(だいかん)」の昨日、神戸市灘区の六甲山山頂近くで、恒例の天然の氷の切り出し作業が行われた。氷室に入れて夏まで保管される。昨年は暖かくて氷ができなかったため2年ぶりだ。一転、今年は雪による被害が相次いでいる。雪不足はどこへやら、雪は多くても少なくても困るのだ。自然の前に人間はいかに小さな存在かを思い知るのはこういうときである

▶米国のバイデン大統領が早速、地球温暖化対策の国際枠組みである「パリ協定」に復帰する大統領令に署名した。世界第2の温室効果ガス排出国がようやく舞台に上がる。その2倍以上、世界の4分の1を占める中国にしっかりとにらみをきかせてもらいたい。