浪速風

自由の国の大統領

「病的なまでにナルシシスト」「グロテスクで無能なリーダー」。米国の主流メディアは、トランプ大統領をこれでもかとこきおろしてきた。「よっ!大統領」なんていう掛け声も揶揄(やゆ)を通り越して、別の意味を持ってきそうだ。20日、米国大統領に就任するバイデン氏は、誇らしい気持ちばかりではあるまい

▶トランプ氏はツイッターを通じて世論(?)を喚起し、支持者を熱狂させてきたが、その結果が死者を出す暴動とあっては、緊急避難としてのアカウント凍結も仕方ないのかもしれない。とりわけ言論の自由を重んじる米国としては、つらく恥ずかしいことだろう

▶「短いこの人生で いちばん大事なもの それは自由」(RCサクセション『自由』)なのは確かだが、自由に生きられる社会を守るには節度や我慢も必要。新型コロナウイルス感染対策もそこが肝になる。残念なことに米国は、累計感染者数、死者数とも世界最多である。

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