「初」づくしのハリス新副大統領 多様性象徴、リベラル派の代表格 - 産経ニュース

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「初」づくしのハリス新副大統領 多様性象徴、リベラル派の代表格

 第49代米副大統領に就任するカマラ・ハリス氏(56)は、女性として、黒人として、インド(アジア)系として「初」の冠が付く、米国の多様性を象徴する副大統領となる。

 1964年、西部カリフォルニア州生まれ。父はジャマイカ、母はインドの出身の移民2世。ハリス氏は自身を「黒人」と認識し、黒人向けの高等教育機関だった首都ワシントンの名門ハワード大学在学中、上院でインターンを経験した。

 卒業後は地元に戻り、法曹資格を取得して検事に。2004年に黒人女性として初のサンフランシスコ地方検事に就任すると、非凡な訴訟指揮で在任中の有罪率を52%から67%に高めた。一方で、警察官殺しの被告に死刑を求刑せず、警察組合に批判された。

 10年に黒人女性として初のカリフォルニア州司法長官に当選。サブプライム住宅ローン危機では、デラウェア州司法長官だったバイデン氏の長男、ボー氏と連携し、債務者に住宅の差し押さえを迫る金融機関と渡り合った。

 17年に黒人女性で2人目、インド系で初の上院議員となり、鋭く冷静な論客として全米での知名度を高めた。19年には「最もリベラルな上院議員」と格付けされ、民主党の左傾化を象徴する政治家となった。

 私生活では14年に弁護士と結婚。夫の連れ子は「ステップ・マザー(継母)」という言葉を嫌い、親しみを込めてハリス氏のことを「ママラ」と呼ぶ。ハリス氏にとって副大統領より「大切な肩書だ」。(平田雄介)