記録的大雪の北陸で話題さらった虹色に輝く雪かき写真(1/2ページ) - 産経ニュース

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記録的大雪の北陸で話題さらった虹色に輝く雪かき写真

記録的大雪の北陸で話題さらった虹色に輝く雪かき写真
記録的大雪の北陸で話題さらった虹色に輝く雪かき写真
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 雪が降る暗がりに、鮮やかな虹色で浮かび上がる人物-。北陸地方が記録的な大雪に見舞われた1月、福井市の会社員がツイッターに投稿した画像が「CGみたい」と話題になった。幻想的な画像の正体は、特殊な反射材を施したマウンテンパーカ。作成した会社の社員が雪かきのため、試作品を着込んでいたのだった。

通販サイトのアクセス100倍

 画像を投稿したのは反射素材の製造などを行う「丸仁」の営業部係長、荒木克剛さん(34)。1月9日、この日は日中から降雪が多く、同社では早めに仕事を切り上げ、午後4時ごろから社員たちの車を出すため、駐車場の雪かきを始めた。

 雨がっぱの用意がなかった荒木さんは、社内にあった試作段階の赤いマウンテンパーカを着込み、作業することにした。すでに数十センチもの積雪。作業には時間がかかった。周囲が暗くなり始めたところ、パーカ姿の荒木さんを専務の雨森研悟さん(38)が撮影した。

 虹色に輝いた画像を翌10日、荒木さんが、管理する同社広報用のツイッターアカウントに「夜の雪かきも安心」というコメントとともに投稿。すると、画像の不思議さもあって注目が集まり、11日夜までに約2万2千件のリツイート、約7万8千件の「いいね」を得た。

 反響はそれだけでなく、商品として売り出している色違いの同型パーカを扱う同社通販サイトには普段の100倍のアクセスがあり、6万5千円のパーカは在庫分が完売。雨森さんは「反射材の安全面を知ってもらえたのなら、うれしい」と話す。

ファッション性も追求

 話題となった試作品パーカに施していたのは、同社が開発した反射材「オーロラリフレクター」。普段は目立たないが、カメラのフラッシュや強い光を浴びるとオーロラのような幻惑的な虹色に光る。

 同社は20年以上前、柔らかく着色できる反射材の開発に成功。衣料分野での活用を模索し、反射材とファッションを両立する工夫をこらしてきた。近年では「グラニフ」や「WEGO(ウィゴー)」といった若者向けブランドが採用。自社でも商品開発し、平成31年2月には反射材付きのデザイン性があるTシャツを売り出している。