現在システムメンテナンス中です

会員記事の閲覧など一部サービスがご利用できません。
ご迷惑をおかけしますがご理解のほどよろしくお願いいたします。

2月27日(日)午前5時頃まで

サービス再開時間が前後する場合があります。

→詳細へ

産経抄

1月18日

 小人たちが階段を上っていったはずが、なぜかもとの階に戻っている。迷路に入っていくと、いつのまにか天地が反対になっている。昭和43年に出した『ふしぎなえ』は、安野光雅さんの絵本作家としてのデビュー作となった。

 ▼摩訶(まか)不思議な世界の原点は、島根県津和野町で過ごした少年時代にある。畳の上に鏡を置き、その中をのぞき込んで遊んでいた。全てが逆さまになって、天井が床になった地下室が出現したように見える。ある日弟に告げた。「わが家には実は秘密の地下室があり、金銀財宝が詰まっている。でも、これは絶対の秘密だよ」。弟の驚いた顔を見ると、ますます空想が広がっていく。

 ▼いたずら心と人の意表をつくアイデアは、時に騒動を引き起こす。「謹賀新年 今年は真人間になってまじめに働きます」。ある年の安野さんの年賀状は、刑務所から出されたことになっていた。所長、看守長、看守の検印までつくって押してある。元旦から安野家では、本気にした知人からの問い合わせに追われることになった。

ランキング

  1. 【正論】中国論がもたらす日本国内分断 文化人類学者、静岡大学教授・楊海英

  2. 【浪速風】やっぱり常態化した中露軍艦の「津軽」通過

  3. 【産経抄】6月28日

  4. 【浪速風】失われた良心

  5. 【主張】梅雨明け猛暑 「命を守る」意識で対策を

  6. 【主張】G7サミット 対露結束確認の場とせよ

  7. 【主張】エネルギー論戦 安定供給の具体策示せ 節電では危機を乗り切れぬ

  8. 【産経抄】6月27日

  9. 【風を読む】円安時代の今だからこそ 論説副委員長・長谷川秀行

  10. 【大阪特派員】木村さやか 言葉に表せない「痛み」とは

会員限定記事