近畿の私立中入試始まる 小声で「頑張って」 - 産経ニュース

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近畿の私立中入試始まる 小声で「頑張って」

近畿の私立中入試始まる 小声で「頑張って」
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 近畿2府4県の私立中学で16日、一斉に入試が始まった。大阪府内では56校で行われ、志望校合格をめざす小学6年生が試験に挑んだ。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、大阪、京都、兵庫では緊急事態宣言が発令される中、各校は「密」を避けるため入校を受験生のみに限定するなどの対策を行った。

 四天王寺中学校(大阪市天王寺区)では、午前7時半から門の前で、職員が受験生一人一人の検温を実施。受験生らは体温が37・5度未満と確認された後、手首に赤いリストバンドを巻いて試験会場の教室に向かった。受験生の女子児童(11)は「塾の授業がオンラインになったりして大変だったけれど、やれるだけのことをしてきた。力を出し切りたい」と話した。

 例年は校門の周辺で塾ごとに講師らが集まり声を上げて受験生を激励するが、この日は「頑張って」と小さく声をかけるだけ。保護者は入校できないため門の外からわが子を見送り、門前が混雑すると、学校職員が「密にならないよう、ご協力をお願いします」と呼びかけた。

 試験は午前9時にスタート。1教室あたりの受験生の人数を例年の半数の25人とし、試験が1科目が終わる度に窓を開けて換気を行った。同校の出願者は767人で、この日朝、校門前で発熱が確認されて試験を受けられなかった受験生はいなかったという。

 各府県の私立中学高等学校連合会が事前に公表した私立中学校入試の平均倍率は、大阪府2・14倍▽京都府3・8倍▽兵庫県3・20倍▽奈良県4・62倍。