選挙イヤー、22市町で首長選 埼玉 - 産経ニュース

メインコンテンツ

選挙イヤー、22市町で首長選 埼玉

 埼玉県内では今年、全63市町村の3分の1超の22市町で首長選が予定されている。5月26日の任期満了に伴うさいたま市長選では、非自民党系の現職の4選出馬が有力視されており、難航する自民党の対抗馬擁立の動きに注目が集まる。1月24日投開票の川越市長選は、「多選」の是非などをめぐり新人が現職に挑む構図になりそうだ。

 さいたま市長選に向けては、市内の経済団体や企業の間で現職の清水勇人氏(58)の続投を求める声が根強い。清水氏は現時点で態度を明らかにしておらず、5日の記者会見でも「最終的な結論はまだ出していない」と述べるにとどめたが、出馬は既定路線という見方がもっぱらだ。

 自民党は、過去の市長選で清水氏に対抗馬を立てたこともあるが、平成29年の前回選では独自候補の擁立を断念した経緯がある。

 今年の改選をめぐっては、自民党市議が出馬を模索したものの、党内で支持が広がらず断念した。市議会の自民党系会派「市議会自民党議員団」の鶴崎敏康団長は「候補者選びは難航している。月内に結論を出す」と述べる一方、「現職を推すことも選択肢の一つになり得る」と独自候補擁立断念の可能性も示唆した。

 共産党は、清水氏の新型コロナウイルス対策が不十分だとして、対抗馬を擁立する構えだ。

 川越市長選は、4選を目指す現職の川合善明氏(70)と、新人で元市議の川目武彦氏(42)の無所属2人が立候補する見通しで、一騎打ちとなる公算が大きい。

 川合氏は、市長任期を連続3期までとする努力義務の「多選自粛条例」を制定したが、4選出馬にあたって廃止条例案を提出、昨年12月の市議会で可決された。対する川目氏は多選の弊害を批判しており、争点の一つになりそうだ。

 4月18日投開票の秩父市長選では、4選を目指す現職の久喜邦康氏(66)に、元県議の北堀篤氏(70)、雑誌編集者の保泉昌広氏(43)の新人2人が挑む見通しだ。

 北堀氏は前回選で久喜氏に90票差で競り負けており、今回も激戦が予想される。

(竹之内秀介、内田優作、中村智隆)