【新春直球緩球】日本電産・関潤社長 EVモーターの普及進める - 産経ニュース

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新春直球緩球

日本電産・関潤社長 EVモーターの普及進める

日本電産の関潤社長=京都市南区(渡辺恭晃撮影)
日本電産の関潤社長=京都市南区(渡辺恭晃撮影)

 --日産自動車の副最高執行責任者からの転身だ

 「約34年間勤めた日産と『物を作って売る商売』という点は変わらないが、毎日がエキサイティングで面白い。新型コロナ禍の中でも株価は上がり、市場の期待を感じるとともに緊張感もある。前職での経験から、欧米幹部との付き合いや自動車メーカー側の目線を生かしている」

 --昨年4月に就任。直後に新型コロナ禍だった

 「業績は持ち直したが、昨年4~6月は売り上げが落ち、苦しい戦いが続いた。倉庫やエレベーターまで細かいコストの見直しに取り組み、黒字をキープしたことで経営体質が強化できた。今月には車載部門に原価企画部を新設しており、部品点数の多いモーターなどの原価を攻めの姿勢で点検していく」

 --電気自動車(EV)用モーターが好調だ

 「EV化の波は止まらない。各国が温室効果ガス削減の高い目標を掲げているからだ。欧州の厳しい環境規制はEVでなければクリアできない。中国ではEVの低価格化が急速に進んでおり、日本でも近い将来、ガソリンスタンドが減っている地方からEVが一気に普及していくだろう」

 --2030年の目標にEV用モーターの世界シェアで40~45%を掲げている

 「効率のいいモーターの普及で、世界の電力消費量を大きく減らせる。社員の適正な評価と待遇の向上で人材を強化し、各国で攻め切れていない分野を開拓したい」